よく聞かれる質問だけど 比べる各々のブランドやレベルによっては
いろんな答えが出てくると思います
【高級ホテル】 【一般ホテル】
【高級ハウス】 【一般ハウス】
【高級レストラン】 【一般ルレストラン】
今は「ホテル」に次いで「ハウス」とよばれる式場もすごく人気があるし
以前までの「これをするならこの会場」みたいなのがなくなって
いろいろと要望を受け入れてもらえやすい時代ですから、
どの会場も結構オールマイティに対応してますよね?
それぞれの会場の差がなくなることは良いことだけれど その会場の「得意分野」
というか「売り」というか他店との明確な違いが見えにくくなってるのも事実ですね
それに近年すごく「ウェディング・プランナー」ブーム?だったでしょう?
新郎新婦だけが多くを望むのではなく WDプランナー自身も多くを求めてるし
“熱い”からホントは結構ムリな要望も強引にプログラムしてしまってひやひやする進行も多いと聞いています
もちろんお客様がその妥協点は決めるわけだしそれでOKなら問題ないけれど
実際には新郎新婦は初めてのウェディングなわけだし この進行・段取りでいくと
ヤバイとかって分からないと思うんですよね
新郎新婦の要望も叶えたいと思うし WDプランナーとして誰よりも
すごい披露宴してあげたい気持ち分かるけれど 本当のアドバイスとプランニングを心がけてほしい
なんの話かわかんなくなってしまって申し訳ないです
ホテルWDとレストランWDの違いですよね
さっきもちょっと触れたけれど、ソフト面に於いてはそれぞれの
会場の努力によって問題点を補ってるし 中でも料理面に関しては輸入商品も含めた
流通の発展や既成商品(食品)レベルの著しい成長によって ホテルだからとか
レストランだからの違いが分かりづらくなっています
映像に関しては 暗転(真っ暗)ができなくてもそれなりに暗くできれば
スクリーン映像ははっきり観えるし 挙式に関しては 立派な挙式場がなくとも披露宴会場で
宴内人前式がしっかり執り行うことができます
レベルの基準は新郎新婦 御親族の価値観しだいで決まる部分がほとんどだと思ってます
陽射しのサンサンと射し込むレストランでは照明演出はできにくいけれど
披露宴を行うにあたって支障はないですし
ガーデンテラスでデザートブッフェができなくても
ホテルは一流の器材によって立派なデザートブッフェコーナーを会場内で提供しています
これって答えっていうか少なくともヒントにはなってますよね? 林親分!
最後に最大の違いを2つ言わせてください。
1つ目は 圧倒的なハード面(建物の造り)違いです
ホテル・ハウスは婚礼用宴会用に造られてるだけあって 待合 控室 宿泊設備等レストランに
不足しているものがしっかり揃っています
当然その分料金も高めになりやすいですし ホテルや会場のグレードによっては見積りも最高級です
一部の高級レストランを除いて一般的にレストランの見積りがリーズナブルな理由にはこういう背景があるのです
ただ最近は一部ホテルでは リーズナブルなウェディングパッケージを作成して
お得な料金で提供している場合もあります
この内容の良し悪しはそれぞれの価値観で違ってくるとは思いますが
リーズナブルなブルジョアにはきっと理由があるはずなのでしっかり内容を確認することをお勧めします
2つ目は サービス面です
ここで言いたいのは実は両者とも違いがないということです
ホテルだから丁寧であるとか 一般レストランだから雑であるとかは思い違いであることがほとんどです
もちろん結婚式を行うようなホテルではしっかりと接客教育がなされていますし
さすがホテルマン!と感じることも珍しくないと思います
じゃあレストランの良さはどこにあるのか それはいつもと変わらない親しみやすさで
いつもと同じサービスマンが いつもとは違う緊張感でサービスをしてくれるところだと思っています
レストランやハウスでは ウェディングプランナーが当日の現場にまで入ることが基本です
担当者が常に近くにいてくれることは 新郎新婦には大変安心していただけると思います
最初から最後までウェディングプランナーとして新郎新婦をサポートできやすいし
特にレストランの場合は人事異動もないので担当者が度々変更されることもないと思います
※ホテル・ハウス等で人員に余裕ある会場では スタッフの入代わりもおきやすいと感じてます
その反対にレストランでは婚礼スタッフの入代わりが少ないです
一概にはいえませんが 代わりがいれば投げ出しやすいし代わりがいなければ踏みとどまるしかないっていうのが大きいと思います
またホテルでは役割分担が明確であるが故 打合せ担当者と当日現場の担当者が基本的に違います
ホテルには宴会予約課(婚礼予約課)のようなものがあり
予約の受付業務・打合業務はだいたいこのセクションのスタッフで行われます
そしてそれが書類(請書)となり現場(宴会サービス課)に引き継がれてゆきます
このシステムの場合 打合せがしっかりできていれば現場のプロが
しっかり滞りなく進行してくれますが 打合せが不十分な場合は
希望とは違う内容で進行されてしまうケースもあります
最近のホテル体制を全て把握しているわけではないので断言はできませんが
一般的にホテルではこのようにウェディング担当者が直接現場にいないか
いても進行に携わることはほとんんどないと思います
(自分の以前の経験で伝えているので参考まで)
どんなに良くできた請書でも 新郎新婦と担当者(ウェディングプランナー)の
情熱も引き継がれてるとは思いにくい
プロからプロへの引継ぎだからしっかりしているし
列席者への気配りもしっかりしていると思うけれど
現場のスタッフは婚礼という宴会をサービスしているだけなのでは?
…………情けないけれど自分がホテルにいたころを思い出せば
・・丁寧な宴会サービスをしているだけだった
その日を迎えるまでの新郎新婦やご両家の気持ちを考えてサービスしたことは正直なかったように感じてます
サービスマンとしてのミーティングや段取りばかりを追及して
新郎新婦の感動には目を向けていなかった気がしてます
自分だけかな?
全てのサービスマン・配膳・コンパニオンに聞きます
披露宴サービスの役割 配置を決めるとき新郎新婦のこと考えてしてるかな?
人員の欠員があったとき新郎新婦に申し訳ないと思ってる?
支配人にはしっかりお詫びしているけど 謝るべき相手や 気持ちを向ける相手が何か違ってない?
婚礼のときだけは「いらっしゃいませ」じゃなく「おめでとうございます」っていうけど・・・・・
「いらっしゃいませ」のかわりだけの言葉なら軽々しく言ってんじゃねー!
「おめでとうございます」っていうならもっと新郎新婦に気持ちをむけろっての
でも自分もまだまだに思えます
新郎新婦への気持ちより現場をうまくサーブすることを優先しているときがあるような気がしてます
申し訳ないです・・・
でもきっと こんな情熱で婚礼をできるようになった自分が
ホテルウェディングとレストランウェディングの違いのような気がします
正直ルモンドガーデンのようにカジュアルレストランがレストランウェディングを
発展させるのってすごくすごくすごく難しいことです
まわりは【レストランウェディング】といっても ホントは【ウェディングレストラン】のコンセプトで
最初から設計されてることが多いんです
そんな意気込み十分な会場に負けずに発展させてゆくには 同一同類アイテムの説得力だと思っています
分かりやすく言うと ハード面ではホテルやハウスに敵わないとしたら
それ以外の平等に比較されるソフト面=「スタッフ」「料理」「プランニング」「商品セレクト」
……「心」でどれだけの引き付ける魅力をもち合わせてゆけるかというところで
発展させてゆきたいと思ってます
もう5年目だし ルモンドガーデンはいままでのウェディングを通じてたくさんの
収穫させていただいてます
ルモンドと新郎新婦とゲストとの呼吸・バランス・コントラスト
……大切なものは理屈としても感覚としても身体で記憶してきているし
またそれに対応できるひとつのチームに成長してこれました
これまでもウェディングという儀式でありと商業でもあることに真面目に向かい合ってきたつもりです
ウェディングビジネスとしての成長には、営業力、商談力、商品力ときれいごとではなく大切なものもたくさんあります
ビジネス面においての強いスピリッツとサービス面においての熱いハートとをしっかり両立させて
ルモンドガーデンの発展に勉めてゆく所存でございます