Vol.4 - 結婚式資金の目安って?(1)
このコーナーも、回を重ねる毎に結婚を考えられている読者さんからの
ご相談が増えて来ました。何だか嬉しいですね。
今回はご相談の多い「式を挙げたいが、貯金が…」についてお話します。
皆さんは式を挙げるのに大体幾ら位必要だと思いますか?
勿論場所や人数等によって大きく左右されますが、
例えばそう有名でない式場やホテルで列席者80人の式を挙げるのに、
(総額)250万円掛かるとします。
皆さんがおっしゃっているのはその「250万円も貯金がない」という事で、
実際に「貯金0円なんです」という方はほとんどいらっしゃいません。
じゃあ「目安」として最低幾らあればいいのかというと、
あくまで私が提案する場合ですが「ご自分達の衣裳とヘアメイク代」を頑張って用意出来れば、
後は「御祝儀」で不足分をまかなう事が出来ます。
これは私の考えですが、いくら「お金がないから」といって、
ゲストの「料理」や「引き出物」でコストダウンをはかるべきでないと思います。
考えてみて下さい。
二人がゲストの都合も関係なく勝手に決めた「結婚式の日時」に合わせて、
二人のためにわざわざ時間を割いて「お祝」に来てくれる訳です。
女性なら、洋服や靴を購入した人もいるでしょう。
そんなゲストに対して失礼だと思いませんか?
費用削るなら「自分達の衣裳の点数で調整しなさい!」と言いたい。
ましてや「結婚式で儲けよう」なんて言語道断。
(そんな考えを持つカップルが増えたのは、結婚情報誌の影響が高いのだけれど)
みなさん、考えてみて下さい。どんなに豪華な結婚式をしても、
二人がゲストに対する「おもてなし」の心や気持ちがなければ、式が終わった後に「つまらん結婚式やった」と
陰で言われ(思われ)てしまうのがオチであり、 ゲストにも決して「いい思い出」や「印象」は残りません。
結婚式は「それに掛けた金額」が問題では無いのです。
何にしてもそうですが、「おもてなし」の気持ちがあれば、
お金が無くても素敵な結婚式が挙げられる事を忘れないで下さい。