ヴィヴォラシータのプロデュースで挙式されたSさんご夫妻に取材し、興味深いお話を伺う事ができました。前号に続いてご紹介します。
奥様(以下奥)/全体に言えるのは「お願いしていた事をちゃんとしない」でしょうか。例を挙げると挙式の為に打ち合わせをした業種全てに「それはおかしいでしょう?」という事がありました。でもそれを私達が素人と思って当たり前のように言うのです。「こうだったですよね?」と伝えても「あ、すみませーん」と軽〜く言われて。何度もそれを繰り返すので、流石に主人が激怒して担当者を諭していましたけど(苦笑)。
衣装を決める時もケースは違いましたが、やはり耳を疑う様な事が多々ありました。例えばサイズ測って衣装を取り寄せてもらい、期日に衣装合わせに行ったら全然違うサイズのものがきてたり。私も夫も休みが違うので調整して日程決めて出向いているのに「サイズが違います?すみませーん」みたいな。ヘアメイクの打ち合わせも全く連絡ありませんでしたし。こちらから確認して「じゃあこの日に」って言われたのは挙式数日前で。とにかく列挙するとキリがありません。
でもそれで許される世界なんだなーと全体通して思いましたね。
(編集部注:具体的な内容を聞きましたが…それはそれは、耳を、そして業者の神経を疑う様な事がわんさかあって唖然…。残念ながらスペースの関係上、ここでは割愛致します)
取材陣(以下取)/いつか私も挙式したいなぁと思っていますが、お話は本当に参考になりますね。知らないと確実に損するというか、業者のいい様にされるというか…。
ご主人(以下主)/結婚式はお祝い事だから、不満に思った事があっても言わない人が多いんじゃないかな。金銭面は特に。
私達は親の援助等一切なくて、全て自分達でまかなう為に、何に幾らかかる等、費用についてはしっかり管理してましたからね。
林さんに(プロデュースを)お願いする事は挙式1ヶ月前に急遽決まった事でしたが、挙式額のトータルは当初の予算内で収まりました。多分、普通は私達の予算であの内容は叶わなかっただろうな、と思います。林さんにお願いしたからこそ、削れる所は削り、同じ予算でもより内容を良く出来る所はする、という「裏技」を林さんがあらゆるシーンでやってくれました。
取/「裏技」とは?
奥/例えばテーブルの花ですが、会場担当者からパンフレットを広げられて「ABCの中から選んで下さい。オプションつけたら値段あがりますよ」って言われたらその中から選びますが、「ドレスや会場の雰囲気がこうなので、この予算内でこんな雰囲気の花にして下さい」って林さんが交渉してくれて、希望通りになりました。普通は選択肢が提示されたもの以外にもあるなんて、 思いもよらないと思います。この様な事が沢山ありました。
主/少ない予算でもいい結婚式は出来るんだ、と思いましたね。安いとそれなりでチャチくなると思いがちですが、本当にいい結婚式でした。 自分達の希望通りに出来た上、想像以上に素晴らしい結婚式。来て頂いた方々からも「こんないい結婚式は初めて」と口々に言われました。
取/お話を伺っているだけでとても楽しそうな当時の結婚式の情景が伝わってきます。最後に「結婚式のプロデュース」とは何か、を実際に利用されたお二人の目線で説明するとしたら、どんなものでしょうか。
主/私が思うに、常識を常識でないものにしてくれる。今まで常識と思ってた事を常識にとらわれない様にしてくれる。 あらかじめ用意された、敷かれたレールの上を走るしかないのが従来の「結婚式」だけど、プロデュースを入れる事で自分達仕様、自分達らしい結婚式をする事が出来る。
実際に(プロデュースを)入れてみて分かった事ですが、結婚情報誌に書いてある「プロデュース」は、「プロデュース」ではない。あれは業者にとって都合の良い紹介所。
奥/○○講座とかエステ30%割引とか色々ありますけど、私はいらないなーって。
結婚式でやりたい事があったり、こうしたいって思ってる事等あるなら、心を開いて林さんに打ち解けて話せば、やりたい事が出来ると思いますよ。
取/なるほど。私もその時が来たら、是非林さんに相談してステキな結婚式を挙げたいと一層思いが強まりました。今回はご協力有難うございました。そして末永くお幸せに!
「知っているのと知らないのでは、ン十万の差!?リターンズ」は、今回をもちまして休載させて頂きます。来春、連載再開予定です。今しばらくお待ち下さい。