結婚が決まったら、まず何をする?
「結婚は決まった!まず何をすればいいのかしら?」多くの人が初めての事ですので、分からないのは当たり前です。ですが、残念ながら良心的ではないブライダル関連業者も少なくないので、カモにされない為にも新郎新婦が正しい情報を収集し、把握しておく必要があります。
殆どの方がブライダル情報誌を入手し、「とりあえずブライダルカウンター(以下カウンター)って所に行けばいいみたいね」と、仕事帰り等にカウンターへ相談に行きます。そこから紹介された幾つかの会場へ後日足を運ぶ方もいれば、違う会社のカウンターやブライダルプロデュース会社(以下プロデュース)へ行って、納得のいかない思いや不満を持ちながら「こういうものなの?」と疑問を抱えて結婚式の準備を進める新郎新婦の一方で、披露宴の打ち合わせや衣装・引出物選び等、楽しみながら準備を進められる新郎新婦…。
後者の新郎新婦達の共通点は、時間や手間を惜しまず、色々なブライダル会社に足を運び、実際に式を挙げた親戚や友人そしてネット等、あらゆる手段を使って情報収集を行い、その中で信頼できる会社やアドバイザー、プランナーに巡り会えている事。
結婚式に限らず、何か大きな事を動かす場合はその道のプロである人が持つ経験値や知識が必須であり、経験が多く知識が深い程、心強く頼りになる人である事は言う迄もありません。
例えば部屋を探す場合、大手から個人迄、沢山の不動産仲介業者がありますが、1つの不動産屋にいって3つ物件を紹介されたとします。それらの物件はどれも自分の予算や譲れない条件を大きく、時に微妙に満たしていなかったとします。
あなたはその3つの物件から住む部屋を選んで決めてしまいますか?特別な理由等がない限り、もっと他の物件を探してもらうかとりあえず検討にして、違う不動産屋に行って他の物件を探そうとしませんか?
中には物件以前に、担当者の態度や対応が悪い、ソリが合わない、会社の対応が気に入らない等という場合もあります。そうやって色々な不動産屋に足を運んで色々な担当者に接しながら、出される資料や物件を見ていくと、最初は物件や不動産に対して分からなかった事が様々分かって来ますし、自分に合わなかったり信頼出来ない担当者、逆に一生懸命で専門だからこその情報提供や物件に対する意見を言ってくれる担当者もいる、という事が分かってきます。
結婚式もこれと全く同じなのです。部屋を探す事程身近なものではありませんが、捉え方や考え方は全く一緒です。「担当者がすすめるし、何となく部屋を決めたけどやっぱり気に入らないから又別の所に引っ越そう」という具合に「結婚式が納得出来なかったからまたやり直そう」という事はまず出来ません。
考えてみて下さい。2時間半位の間に何百万という大金を使うのですよ?情報収集を面倒と思って適当でいいのですか?したい事を諦めて、妥協して本当にいいんですか?
一生に一度といってもいい大行事。気後れや遠慮する事なく、ご自分達が全てに納得出来る結婚式を挙げて欲しいと思います。
うちに相談へ来られる方は、様々なカウンターやプロデュース会社に行って現実を知り、やりとりに疲れ果て不信感の塊になってらっしゃる場合も少なくありません。でも、そんな新郎新婦が今迄溜めていたカウンターやプロデュース会社への不審不満思いのたけを、私の知りうる範囲でひとつ一つお応えしていくのですが、次第にすっきりされ、来店時にはなかった笑顔と安堵した姿を見ると私も安心し、嬉しくなります。
結婚が決まると、3ヶ月〜半年はアドバイザーやプランナーと打ち合わせややり取りを続けて行く事になりますが、信頼関係が築けない相手だと、それすらも苦痛になってしまいます。じゃあ私が全ての新郎新婦に万能なのか、と言えば私の考えや気質が合わない方も勿論いらっしゃいます。その場合も又、新郎新婦は他のブライダル会社へ出向いてまだ見ぬ理想の担当者を探す行動を起こせばいいのです。「合う合わない」というのも、重要なポイントのひとつ。
忘れてならないのは、どんな事があっても諦めない事。色々な人に会って行けば、いつか必ずあなたの「ベストウエディングプランナー」に巡り会えます。その時、あなたはもう「鬼に金棒」ですよ。
文責 ヴィヴォラシータ 代表
ウエディングプランナー 林 嘉津美
※ブライダルについての素朴な疑問・具体的な相談お待ちしております。