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変化しつつあるウエディング
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皆様、新年おめでとうございます。ヴィヴォラシータの林です。
今年も結婚を考えている方や将来結婚式を挙げたいと思う方の、少しでもお役に立てる様なお話を紹介して参りたいと思いますので、宜しくご愛読お願い 致します。

さて今年最初のお話は「変化しつつあるウエディング」について。
不況不況と言われて久しい昨今ですが、ウエディング業界でみると…その影響は少なく、むしろ総費用は上がっている位。晩婚化で新郎新婦の所得が比較的高いという事や、裕福な親が手出ししてくれるという背景もある様ですが、結婚式はやはりお祝い事だからお金に糸目は付けない…と迄は言わないけれど、不況だからドレスは1着のみにしましょうとか、テーブル装花のランクを下げましょう、とかは余りない様です。(業者側が"結婚式は、めでたいお祝い事"という事を盾に、自分達に都合が良い様に新郎新婦や親を操縦しているからなんですけどね)
その反面、(私達がお手伝いさせて貰う結婚式で)年々少しずつ増えている傾向のある形があります。それは、少人数 (6〜25人位)の身内だけで行う挙式、人によっては日中に親族だけで挙式を行い、夜に会社の人や友達で1.5次会的な披露宴パーティを行うというもの。
共通しているのは、挙式はきちんとしたいけれど結婚後の生活が大事だから、結婚式の数時間に沢山のお金を掛けるのではなく、自分達の身の丈にあった挙式。その中で自分達らしさを出したい。
具体的には「親族の挙式は形式を重んじた内容を、そして夜に会社や友人達を招いてレストランで自分達らしいパーティを」という感じでしょうか。
とはいえ、夜の1.5次会や2次会にお祭り騒ぎをしたいという訳ではなく。 なので、親族の時とは違う志向で自分達らしいパーティにしたいけど、段取りやそれにあった会場についてアドバイスが欲しい、プロデュースに入って欲しい、という相談も増えています。
最近ではスタイリストの仕事をしているという新郎新婦から相談頂き、プロデュースに入りました。お二人のやりたい事や希望をお聞きすると凄くこだわ りがあって、聞いている私もワクワクしたし、面白かった。いわば同業界でもあるプロのカメラマンさんやスタイリストさんからうちにご依頼頂くのは嬉しいですね。

又、「式当日のディレクションに入って」とよくお声掛け頂く料亭があるのですが、お座敷の広間で行う親族だけの結婚式は、まるで親戚を自宅に招いてお祝いをしているかの様。親族同士の仲が深まる様です。本当になごやかで和気あいあいな空気の為、私達ですらいつの間にか親族と遊んでいる位。この会場そのものが不思議ないい雰囲気をかもし出していて、ここ迄のアットホーム感は他の会場で見た事がないし、恐らく出せないと思います。
勿論この雰囲気作りの影には会場側の努力、会場と新郎新婦による綿密な打ち合わせや進行の段取りがあるからこそ、というのも分かっています。
少人数の場合は、コーディネート等の見た目よりも段取りが重要となりますからね。

話がそれてしまいましたが、お金もそんなに掛けたくない(この場合のお金を掛けたくない、は 「ご祝儀のお金を残す為にお金を掛けない、ださない」っていう考え方ではなく)でもちゃんとした挙式はしたい。ゲストの為にこういう事がしたい。その為に予定外の費用が必要なら、自分達の衣装代を調整してでも捻出したい。そう迄するのは、わざわざ来て頂くゲストを楽しませたい、もてなしたい。という思いがあるから。
そんな新郎新婦には本当に心を動かされます。二人の思いを実現させる為なら、厳しい条件だったとしても、ウエディングプランナーとして頑張りたくな ります。
何組かのそういった「少人数だけれど素晴らしい挙式」に関わる中で「堅実だけどゲストを思いやる心のある人達は、こういう風に自分達らしさを出しながら親族が納得し、友人達も楽しめる式をするんだな、結婚式がこういった形で変わって来つつあるんだな」と感じています。

文責 ヴィヴォラシータ 代表
   ウエディングプランナー 林 嘉津美

※ブライダルについての素朴な疑問・具体的な相談お待ちしております。
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